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【就活生向け】ゲーム業界就職を目指す前に大切なこと【デザイナー編】

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"あなたが将来なりたい職業はなんですか?"

「中学生がなりたい職業についての意識調査2017」という名目でインターネットリサーチをしたところ、ゲームクリエイターが男子中学生部門で全体の20%を占めて、2位になりました。

 

Youtuberがランクインしているあたりも、時流を感じますね。

1位:ITエンジニア・プログラマー(24%)
2位:ゲームクリエイター(20%)
3位:YouTuberなどの動画投稿者(17%)
4位:プロスポーツ選手(16%)
5位:ものづくりエンジニア(13%)
  ※自動車の設計や開発など


今や、5人に1人の中学生が将来「ゲームクリエイター」になりたいと考えています。

しかし、ただ単に憧れるだけで簡単に就職できるほど、ゲーム業界への門は広くはありません。

もし、「専門学校に行って学べば、将来ゲーム業界に行けるのかな」と漠然と考えているのであれば、それは非常に危険な考えです。

専門学校卒でゲーム業界に就職できる人は全体の10%にも満たないと言われています。
それほど、過酷な道なのです。

さらに、上記の調査資料でもわかるとおり、昨今では「ゲームクリエイター」を目指す母体数が増えてきているので、これから競争率は激化していくでしょう。


それでは、どうしたら狭き門であるゲーム業界に入る事ができるのか?


本記事ではゲーム業界への就職を目指す前に知るべき大切なことをご紹介します。
ゲーム業界といえど職種はさまざまあるので、今回は「デザイナー(3D/2D)編」に絞ってご紹介したいと思います。

ところどころ、厳しい言い方になってしまっている部分がございますが、決して「ゲーム業界からライバルを減らしてやるぅ!」なんて思ってないですからね!

 

むしろ、当ブログを見てくれた方の為だけに「他の就活生に負けないような強みを持ってほしい」という老婆心ながら「おせっかい」で書かせて頂いています。

 

ちなみに本記事は「ゲーム業界を目指そうと考え始めている人」に向けて書いています。
序盤は初歩的な説明になるかと思いますが、何卒ご了承 ください。

 

 

ゲーム業界のデザイナーの仕事

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まず、ゲーム開発にあたって、主な職種は大きく4つに分けられています。
・プランナー
・デザイナー
・サウンドデザイナー
・プログラマー

他にもプロデューサーやディレクター、プロジェクトマネージャーなど、業界歴が長いと上記の職種からメガ進化するような職種もありますが、ここでは割愛させて頂きます。


デザイナーの主な仕事内容としては以下のようなイメージです。

・コンセプトアート制作(原画)
・キャラクター制作
・背景制作
・アニメーション制作(モーション)
・UI制作(ゲーム内のアイコンやプレイ画面のレイアウトデザインなど)
・エフェクト制作

どの業務にも、プランナーが考えた 企画仕様をもとにデザインデータを制作していく流れになります。

ただ、デザイナーといっても、その中に多種多様なパートが存在しています。

やはり、キャラクターや背景などの花形となるパートが就活生に人気です。

しかし、その分、競争率も高いですし、業界内でも供給過多になる傾向にあり、反対にアニメーターやエフェクトなどは人手不足になる事が多いです。

もし、デザイナーを目指そうと考えている場合は、どのパートのプロフェッショナルを目指したいかを決め、調べて見るところから始めてみましょう。


「自分が将来なりたいものは何か」をより具体的に考える事は、他の就活生に差をつける一歩目です。




デザイナーになる為に大切なこと


将来 、デザイナーになる為にはどうすればいいのか。
私は少なくとも下記の2つを抑えなければ、就活戦争の舞台にも立てないと考えています。


他の就活生に負けない志望動機を考えよう

まず、就活する上で採用担当が最も目にしているのが「志望動機」です。

ゲーム業界においては、この「志望動機」こそが、第一次選考の運命を決めると言っても過言ではありません。

・なぜ、ゲーム業界に入りたいと思ったのか
・なぜ、この会社に入りたいのか
・入社したらどのような事がやりたいのか
・なぜ、それがやりたのか

最低でも上記の事を考えて、しっかりと伝える事が出来なければ、ゲーム業界に入れる可能性すらありません。

なぜなら、人の心を動かすコンテンツ を作ろうとしている人間が「何を思って、この会社に入りたいと考えているのか」を根拠立てて説明できなければ、制作するコンテンツに関しても矛盾が生じてしまうからです。

プロのクリエイターは「なぜ、それを作るのか。それを作ってユーザーにどのような体験をもたらしたいのか」を日々考え続けています。

少し厳しい言い方になりますが、志望動機の段階で、それらを曖昧に考えているような人はクリエイターには必要ないのです。


逆に、この段階で確固たるこだわりと一貫性のある志望動機を確立できれば、それが強みになり、興味を持って頂ける事に繋がりますので、今のうちに印象に残る志望動機をしっかり考えましょう。




質の高いポートフォリオをつくろう

デザイナー志望において、採用の可否 が決まる大きな要素が「ポートフォリオ」です。

ゲーム業界というのは即戦力が求められる業界なので、もちろん作品のクオリティが高い学生が注目されます。

しかし、ゲーム会社の実情として、どのクリエイターもプロジェクトで多忙を極めているので、新人教育している時間の余裕がありません。

ですので、入社してからゼロから学ぶなんてことは、ほぼできないと考えた方がいいでしょう。

その為に、最低でも「基本的なツールの使い方を習熟している」「モノをリアルに捉える描写力がある」が客観的にわかるようなポートフォリオを作る必要があります。


私はデザイナーの採用活動などに携わった経験もあり、実にさまざまなポートフォリオの数々を見てきました。
その中で実際 に採用基準としていたポイントをご紹介します。

 

①モノを正しく捉える描写力があるか

まず、デザイナーとして「モノを正しく捉えてつくる」は最も大切です。
もし、3DCGデザイナーを目指しているのであれば、デッサン作品だけでなく、3Dモデルなどの作品もつくりましょう。

ただし、「DCCツールでモデル作れます~」程度の作品であれば、載せない方が良いです。


それは、ツールの基本的な使い方を理解しているだけに過ぎず、作品としては評価できないからです。

ゲーム業界が求めているのは、「学生の頃からクオリティに妥協せずに作り続けた成果」です。

 


また、「さぁ!就活だ!」という時に学校の課題で作った作品しかない人は残念ながら、論外です。

なぜなら、学校の課題はあくまで学校からの指示であり、自分自身でこだわって作られた作品ではないからです。

 

もちろん、課されたお題の中でこだわる事はできますが、学校で用意されたカリキュラムは基礎的なものが多い為、「自主制作かどうか」は採用担当者から見れば一目瞭然です。

 

自主制作された作品がなければ、「制作意欲が弱い」「こだわりがない」と判断されてしまうので、ポートフォリオを作る際は必ず「自主制作作品」を入れましょう。

 

 

②幅広いジャンルを手がけているか

たまに、1つのジャンルの作品ばかり載せているポートフォリオがあります。< br>
どれだけクオリティの高い作品であろうと、限られたジャンルやモチーフの作品しかないようであれば、厳しいです。

なぜなら、ゲーム会社は多種多様なタイトルを手がけており、どのジャンルにも対応できるようにするのがプロだからです。

もちろん、得意分野があった方がアピールにはなるのですが、限定的になると「それしかできない人間」として見られます。


ですので、例えば

・人体
・背景
・メカ
・自然物
・建造物

など、さまざまな作品を取り入れるようにしましょう。


 

③製作時期・制作時間・使用ツールなどが記載されている

ゲーム制作の現場では、スキルの高さはもちろんのこと、制作スピードも重視されます。

 

プロであれば、「どれくらいの時間でどの程度のクオリティか」を常々意識しなければなりません。


特に実際のプロジェクトでは予算も期間も限られているので、学生のように自分の満足するクオリティまで作り続ける事はできません。

はっきり言って「限られた時間の中でできるだけクオリティアップする!」というような考え方は通用しません。

 

"段々と時間が足りない事がわかってきて、最終的にクオリティが足りなかったらどうしますか?"

「時間が足りない。もっと時間があれば…」と思った時点で、クリエイター失格です。


プロは常に時間に対しての意識を持ち、「この程度の時間とツールであれば、このクオリティは出せる」という見積り定規を持っています。

その意識を学生のうちから持っ ているのと持っていないのとでは歴然の差があります。

まとめ

今回はデザイナー編という事でご紹介しましたが、どの職業を選んでも、最低限のマナーとコミュニケーション能力が必要となります。

 ゲーム開発というのは、たくさんのクリエイターの思いとこだわりが詰まっています。

 時には、作り方の違いや情報認識のすれ違いなどで衝突する事もありますが、何より大切なのは、そこで投げやりにならずに、相手とコミュニケーションを取って、理解をする事です。

 

人の心を動かすデジタルコンテンツを作っているのは「人」であるという事を心がけ、素敵なクリエイターを目指してくださいね。

 

心から応援しています。

 

それでは、また。

 

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