ふくてんの人間0年生雑記

【主人公の謎を大考察】期待の戦国ゲーム『Ghost of Tsushima(ゴースト オブ ツシマ)』の魅力

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こんにちは、ふくてんです!

 

今回は巷で注目されている期待の戦国ゲー『Ghost of Tsushima(ゴースト オブ ツシマ)』の紹介をさせて頂きます。

 

 

 

Ghost of Tsushima(ゴースト オブ ツシマ)

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タイトル:Ghost of Tsushima(仮称)
プラットフォーム:Playstation4/Playstation4 Pro
ジャンル:アクション/アドベンチャー
価格:未定(随時更新していきます)
発売日:未定(随時更新していきます)
開発元:Sucker Punch Productions(アメリカ)
発売元:株式会社ソニーインタラクティブエンタテイメント

 

▼日本語トレイラーはこちら

www.youtube.com

恐ろしいほどの映像美です・・・。

 

映像は中世時代に異国からの急襲によって壊滅の危機に瀕した大和国の侍が窮地に立たされた瞬間を描いているのですが、「刀を振り下ろした後の儚げな視線」「得も言われぬ怒りが信念へと昇華する時の精悍な表情」に思わず筆者の中の大和の血が騒ぎました。

 

また、「稲穂の擦れる音」「刀が空を斬る音」「五臓六腑に響く鼓の音」など、細部まで大和の独特な世界観を作りこんでいて、まったく違和感がないです。

 

特に最後の演出が見物です。

 

全てを奪われて誰もが絶望するような状況の中、それでもなお、主人公の瞳には不屈の精神が宿っており、思わず心が滾りました。

 

ストーリー/設定

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時は1274年、豊かな自然と人々の生活が息づく対馬に、突如モンゴル帝国軍が襲来。

美しき島は一夜にして戦場と成り果て、圧倒的なモンゴル軍の武力の前に、島の守備隊は為す術なく陥落します。

島は炎と混乱に包まれ、武士たちは全滅したかに思われました。

しかし、この戦場で生き残った"侍"がいたのです。

プレイヤーはこの"侍"となり、単身で再び戦場へと戻ります。圧倒的な敵の軍勢に対し、それまでの名誉ある戦い方を捨て、戦場の"ゴースト(亡霊)"として――すべては、自由と勝利のために。

 Playstation®.Blogより…

 

時代背景は鎌倉時代中期のようですね。

 

1274年という事ですから、当時大陸を支配していたモンゴル帝国からの急襲に立ち向かった戦いである「元寇」がテーマです。

 

「元寇」といえば、日本人の誰しもが一度は歴史の教科書で目にしたことがある歴史的な出来事ですが、その内容までを詳しく知っている方は少ないと思います。

 

また、最後に映る主人公的な侍は誰なのでしょうか。

 

そこで、歴史の教職免許を持っている筆者(一応、歴史検定も趣味で取ってます笑)が歴史背景からみる主人公の謎について独自に考察していきたいと思います。

 

 

そもそも、なぜ元寇が起きたのか?

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主人公の謎に触れる前に「元寇」がなぜ起きたのかを知る必要があります。

 

「元寇」とは現在のモンゴルを中心とした大陸最大の勢力「大蒙古国(モンゴル帝国)」と大和(日本)が壮絶な戦いを繰り広げた大戦の事です。

 

そもそも、なぜ起きたのかというと、複雑な事情があるのですが、難しい話になるので、めっちゃかみ砕いて説明します。

 

当時、世界で最も強力な軍事力を誇り、飛ぶ鳥を落とす勢いで一大勢力を築いていた蒙古。

 

その勢いはトルコをはじめ、チベットやミャンマー、そして中国までを属国とし、最終的には地球上の陸地の約25%をも統治しました。

 

あくまで規模的な話ですが、例えるなら

・Youtuber界のUUUM
・サッカー界のバルセロナ
・アニメ界のジブリ

って感じです。

 

そんなある日、泣く子も黙る蒙古の皇帝フビライ・ハンから来た手紙から全てが始まりました。

 

▼その内容がコチラ
※わかりやすくご理解頂く為にあえて崩した内容になっています。

大和(日本)へ

 

はじめまして。
ワイが天に選ばれた大蒙古国の皇帝フビライ・ハンや。

 

昔から国境が隣接している隣国同士はどんな国でも互いに仲良くするようにしてきたんやで。

 

ましてや、ワイの帝国は天から授けられた命によって領土を支配してきたから、今や遠方の国々も代々の皇帝を畏れ敬って家来になってる。

 

ワイが皇帝になってからも、高麗(朝鮮)が蒙古に降伏して家来になり、仲良くなった。今や、高麗(朝鮮)はワイの領土や。

 

確か、大和(日本)は昔から高麗(朝鮮)と仲良かったし、中国とも貿易していたよな?

 

にもかかわらず、一通の手紙すらワイに出すわけでもなく、仲良くしようとしないのはどうゆうことや?

 

まぁ、大和(日本)がワイらの事を知らないとなるとヤバイし、使いを送って手紙を渡すやで。

 

せやから、これからは国ぐるみで仲良くしようや。

ワイらは全ての国を1つの国家と考えてるから、きっと大和(日本)もワイらのことを父親のように思うことやろう。

 

ワイらの言っている事がわからないとなると、仕方なしに軍を送る事になるけど、それはワイにとって本意ではないし、本気にさせんといてな。

 

よ~く考えて返事してな。

ほな、よろしく。

天に選ばれたフビライ・ハンより

 

 

蒙古からの国書を無視した日本

関西弁だったかどうかは定かではありませんが、蒙古からの一方的なフレンド申請に対し、日本は無視してしまいます。

 

実はこの国書は1268年に九州の太宰府(今でいう外務省)に届き、朝廷(天皇側)では連日の会議の末、返書を出そうという意見になったのですが、最終的に幕府(武士側)の判断で「返書を出さない」という決断を下しました。

 

つまるところ、返書を出さないという事は"蒙古への宣戦布告"となるので、戦争となるのは避けて通れないという事になります。

 

当時の蒙古は日本の約87倍をも大きな領土を統治している程、恐ろしい国でした。

 

今考えると絶対に敵に回したくない相手ですが、当時の日本は諸外国との戦いの経験が少ない為、蒙古の恐ろしさが適切にわからなかったのです。

 

 

4度にも渡る交渉を拒絶した日本

蒙古の1度目の国書を無視した日本。

 

それから、蒙古は2度も高麗人の使者を日本に渡らせましたが、毅然として沈黙を守る日本。

 

3度も日本に無視された蒙古は遂に自国の官僚「趙良弼(ちょう りょうひつ)」を100人の部下とともに送り込みますが、日本は依然としてこれに応じず。

 

遂には趙良弼(ちょう りょうひつ)が「天皇に合わせないならこの首を取れ!」と言い放つ始末。

 

この時点で既に戦いの火蓋は切られる直前にありましたが、趙良弼(ちょう りょうひつ)は今一度、交渉の為に日本に1年間滞在します。

 

この際に趙良弼(ちょう りょうひつ)は日本の事をきめ細かく調べ上げて、フビライ・ハンに報告している資料が残っています。

 

実はこの1年間の滞在は日本との交渉ではなく、戦争の為の入念な下調べであった事が後世になってわかりました。

 

 

【筆者が紐解くポイント①】
トレイラー映像にも「日本を下調べしていた事実」を裏付けるようなシーンがある。

 

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実はこの蒙古人っぽい人が主人公の侍に向かって

「己(お主)が刃を研ぐ間に我らの手はずが整った。学んだのだ。
 この国の言葉、しきたり、信仰、どの村を飼いならし、焼き払うかをな。」

と言っています。

 

このシーンから考察するに趙良弼(ちょう りょうひつ)が入念に日本を下調べしていた事を演出しているのだと筆者は考えます。

 

こうして、歴史の観点から考察するとわくわくしてきますね!

 

 

ついに元寇が勃発!残虐の限りを尽くした元軍

4度目の交渉を無視された蒙古は遂にブチギレ。

 

日本に蒙古の大軍(元軍)を送り込み、戦争を仕掛けます。
その手始めに攻めた先が「対馬-つしま-」

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そう、今回の「Ghost of Tsushima」の舞台となったところです。

 

1274年10月5日

ついに元寇(文永の役)が始まります。

 

蒙古の大軍(元軍)は
10月5日に対馬、10月14日に壱岐を襲いました。

その後、10月19日には九州・博多に集結し、猛攻が繰り広げられました。

 

ちなみにこの時すでに対馬、壱岐は壊滅的で人々のほとんどが惨殺されていました。

 

"わずかに生き残った赤ん坊を股裂きにし、女性の手に穴をあけ、その穴に縄を通し、人間数珠にして船のへりに鎖のように結んだ"と言われています。

 

そうすれば、日本軍は船に向けて矢を撃てなくなるからです。

 

ちなみに船からは絶望と激痛に苦しむ絶叫が一晩中聴こえていたそうです。

 

元軍の虐殺は人外の限りを尽くしており、その凄まじい残虐性は世界中に轟いていたそうです。(なんと残酷な…)

 

 

主人公は誰?-謎だらけの侍-

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さて、いよいよ本題の「Ghost of Tsushima」の主人公の謎についてです。
 

これから述べる事はあくまで筆者が得てきた知識をもとに歴史的観点から考察した話ですので、話半分で楽しんでいただければ幸いです。

 

まず、今回のトレーラー映像と歴史背景でいくつか気になるヒントがありました。

・舞台は「対馬」
・設定は元寇(1274年)
・上記の舞台・年代の時に主人公が亡くなった?ような演出
・蒙古人と話ができる関係(蒙古と大和の仲介役?)

情報が少ないですが、上記の条件に当てはまる歴史上の人物が唯一ひとりだけいます。

 

 

その名は「宗 助国(そう すけくに)」

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宗助国は宗家の祖であり、対馬国の地頭代であり守護代(対馬を守護する人)

1274年10月5日に蒙古軍との壮絶な戦いの末、討死。

 

実は助国は蒙古人から送られてきた国書を一番はじめに受け取った人なのです。

 

対馬は立地的にも高麗(朝鮮)に最も近い位置にあった為、助国は対馬の守護代として国書を受け取った後、大宰府へ届けたと言われています。

 

やがて、元寇が勃発し、一番はじめに対馬の村が襲われ、助国は覚悟を決めていたかのように村中の武士を終結させるも、その数は約八十余騎。

 

これに対し、元軍は数千余騎。

 

敗戦覚悟ではあったが、助国は命に代えても対馬の民を守る為に単騎で元軍へ突撃。

 

助国は幾千もの矢の雨を浴び、息も絶え絶えになりながら、一人でも多くの民を救う為にその身を捧げ、壮絶な死を遂げました。

 

武士道を体現した勇猛果敢な姿は対馬に言い伝えられ、1896年(明治29年)には対馬島民らの請願を受けて、武家の誉である従三位が贈位されました。

 

 

まとめ

さて、今回の「Ghost of Tsushima(ゴースト オブ ツシマ」の紹介とともにお送りする「主人公の謎についての考察」はいかがでしたか?

 

歴史にあまり興味がなかった方もゲームとして少し気になって頂けていたら嬉しいです♪

 

「Ghost of Tsushima」というゲームはおそらく、絶望的な軍事力の差があった元軍に対し、奇跡的に勝利した日本の裏側を「if(もしも~)」の形で描いた歴史ファンタジーゲームなのだと思います。

 

矮小な日本が奇跡的に勝てた背景には主人公が亡霊に成り代わり、日本に「神風」をもたらしてくれたのかもしれません。

 

そう考えると歴史における想像の幅が広がり、楽しくなってきますね。

 

私たち日本人が忘れかけている和の精神を「Ghost of Tsushima」は目覚めさせてくれるのかもしれません。

 

それでは、また。